MARCの取り組み

ワーキンググループ(WG)と専門家連絡会

MARCの重要な取り組みの1つとして、ワーキンググループ(WG)を設置し、具体的に課題を解決すべく議論を行っています。

2017年度にWG1~3を設立、その後2019年初めにWG4、更に2020年にWG5を立ち上げました。MARC加盟機関より1~2名のメンバーが選出され、定期的な会議や活動を行っています。更に、2019年からは、生物統計専門家連絡会を立ち上げて、「生物統計」に関する協議や勉強会を通じて専門家同士の連携・協力体制の強化を行っています。
一般社団法人首都圏ARコンソーシアムは、各WGの活動の推進はもちろんのこと、WG間の連携を拡大すべく種々の取り組みを開始しています。

ワーキンググループ(WG)

WG1:体制整備WG:橋渡し研究の基盤を共同で整備します
各構成機関が有する機能(臨床研究支援部門の有無、PM、DM、CRC、監査等の有無)につき、調査・情報共有を行い、MARC内で補完、支援、協力等が可能であるかの検討・議論を行っています。
体制整備WGの議論がもととなり、2019年に「生物統計専門家連絡会」が設立されましたが、今後他の専門家連絡会の設立等も視野に入れ、加盟機関間の連携強化を図ります。

WG2:シーズ発掘WG:各大学に眠るシーズを発掘し、企業連携につなげていきます
MARC加盟機関がどのようなシステムで優れた研究課題(シーズ)を把握し、大学・研究機関としてどのような支援をしているか調査・発掘・情報共有し、優秀な基礎研究成果をどのように開発し、臨床に向けて推進していくか、最終的には企業への導出を含めた仕組み構築の検討を行っています。MARCとしての研究シーズのリスト化や具体的な企業連携に向けた取り組みにつき、議論しています。

WG3:教育・人材交流WG:基礎から臨床研究に関する教育・人材育成を行います
これまでは構成機関を中心として、「基礎研究から医薬品・医療機器開発のプロセス、倫理、臨床試験等」に関する教育の現状を調査し、2019年度からは医師・研究者を対象とした「臨床研究合同研修会」や臨床研究支援者を対象とした講演会を定期的に行っています。今後は連携協力機関の研究者も視野に入れた講習会や研修についても取り組んでいきます。

WG4:臨床研究WG:MARCの枠組みを活かした共同臨床治験の実施体制を構築します
MARC構成機関の多くは複数の病院を有する大学も多く、MARC加盟機関全体での病床数も約3万床となります。希少疾患への治験や大規模試験も視野に入れ、多施設共同臨床治験体制を構築し、加盟機関内のシーズの臨床治験や企業等からの治験依頼にも応えられるような体制を検討していきます。

WG5:領域融合WG:医歯系大学以外の革新的な研究シーズの研究開発を促進します
MARC連携協力機関が中心となり構成されるこのWGでは、医歯系以外の組織から生まれる医療系の研究をいかに医師・医学専門家と結びつけ、研究開発を推進するかにつき検討を行っています。一般的に医歯薬系以外の組織から生まれる研究を「異分野研究」と呼ぶことが多いですが、MARCにおいては領域の異なる分野の専門家が相互に情報共有・協議して革新的な医療シーズを創生していくことを目指し、「領域融合」としています。

専門家連絡会

生物統計専門家連絡会

2018年4月の臨床研究法の施行に伴い、生物統計専門家の相互支援・協力体制が必要と考え、2019年に「生物統計専門家連絡会」を新設し、2021年からは相互支援の仕組みを整えました。CRB(認定臨床研究審査委員会)で生物統計に関する相談や学外の技術専門員の依頼が必要な場合の相談対応、また論文作成や論文支援、公的資金獲得のための相談や依頼に対して、MARC加盟機関の生物統計専門家が協力して対応する仕組みです。この連絡会では、生物統計に関する協議や勉強会を通じて専門家同士の連携・協力体制の強化を図っています。

シンポジウムの開催

MARCでは、設立後年1回シンポジウムを開催してきました。2020年以降は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりその開催形式含め見直しが必要となりましたが、MARC活動に直結したタイムリーなテーマの講演を企画して、定期的な開催をしていきます。

● 2021.4.17 「第4回MARCシンポジウム」を開催しました。
● 2019.3.23 「第3回MARCシンポジウム」を開催しました。
プログラム
● 2018.2.17 「第2回MARCシンポジウム」を開催しました。
● 2017.3.18 「MARCの設立記念シンポジウム」を開催しました。
プログラム
・シンポジウム開催レポート

セミナー・講習会の開催

MARCでは、加盟機関が開催するオープンなセミナー・講習会の案内や情報共有をMARCのwebサイトを通じて行っています。基礎研究の成果を臨床につなげていく上で必要な教育の場を広げ、人材育成・人材交流を図っています。WG3が主催となり開催する研修会・講演会もアカデミア・医療機関・企業等へ広く発信していきます。

BioJapanへの出展

MARCは、毎年10月にパシフィコ横浜で開催されるBioJapanに2019年より参加し、ブースでの出展を行っています。MARCの活動やMARC加盟機関の紹介等を行い、企業との連携強化を行っています。

各種調査への協力

MARCでは、各種AMED事業に関連したネットワークを利用した取り組みにつき、種々の調査等があった際にフレキシブルな対応が出来るような体制を構築しています。各WGの活動に関しても、加盟機関の意向・意見を可能な限り反映出来るよう種々のアンケート等を通じて得られた結果をもとに方向性を決定しています。

webサイトを利用した情報提供・共有

webサイトの開設により、MARCの活動について発信を行っています。MARC加盟機関間での情報共有は「会員のページ」を通じて促進しています。今後はリアルタイムに意見交換・情報共有が出来る仕組みについても対応を検討していきます。