[セミナー・講習会][順天堂]2018年10月12日(金)18:00~19:30 平成30年度 臨床研究研修会「地域医療を救うキーワード“臨床研究をしよう”」(臨床研究支援室主催 平成30年度 第8回 臨床研究研修会)

会合のタイトル 平成30年度 臨床研究研修会「地域医療を救うキーワード“臨床研究をしよう”」(臨床研究支援室主催 平成30年度 第8回 臨床研究研修会)
開催日時 平成30年10月12日(火)18:00~19:30
会場 順天堂大学お茶の水キャンパス第二教育棟4階401教室(東京都文京区)
https://www.juntendo.ac.jp/university/about/establish.html
主催 順天堂大学医学部附属順天堂医院 臨床研究・治験センター 事務局
事前受付
参加費 無料
対象者 臨床研究・治験等の研究者、研究支援者等
難易度 中級
概要 福島県立医科大学 低侵襲腫瘍制御学講座より、本多通孝教授をお迎えして、「地域医療を救うキーワード“臨床研究をしよう”」をテーマにご講演いただきます。
新専門医制度が開始され、また専門施設への症例集約化などが推進される昨今、地域医療の現場に残る若手医師が少なくなっている。キャリアアップを目指して大学病院や都市部の専門施設へ転出してしまうのである。結果として患者だけでなく、医療者も高齢化が進み、地域医療の現場は活気が無くなりつつある。はっきり言って不人気な地方都市である福島県ではとくにその傾向が顕著である。そんな中、全国から若手医師が毎年多数、修練の現場として入職を希望してくる民間病院がある。この病院はマンパワーが少なく、500床未満なのに救急車を断らないといういわゆる野戦病院であるが、ターニングポイントとなったのが県立医大学との連携による「臨床研究講座」の設置である。臨床をバリバリとこなしながら、そのアウトカムをしっかり分析し臨床研究を行うという教育・研究環境の整備を行ったところ、県内で最多件数の消化器内視鏡治療・消化器外科手術をこなすまでに成長した。
若手医師のニーズは、専門性の高い臨床経験を積みたい、そしてその成果を研究する手法を身に着けたい、というところにあるのではないだろうか。東京でないとダメ、給料が高くないとダメ、という思い込みから脱却し、その地域の病院の強みを生かしてやりがいのある職場環境を作ることが若手医師を定着させ、そして地域医療の活性化につながるのである。若手が増えれば、多少忙しい救急外来は最高の勉強の場となる。指導医も若いパワーに刺激され現場は活気づく。今年度はついに初期研修フルマッチを実現した。大学病院では出来ないような地域医療から発信する臨床研究とは何か、研修医が日常診療で感じる小さな臨床疑問を解決し、論文にするために何が必要か。まだ道半ばですが、臨床研究をキーワードに、福島県という難しい環境での地域医療活性化に挑戦してきた一外科医の経験についてお伝えできればと思います。
主に研究者を対象としておりますが、研究者支援者を含めた幅広い方々にご参加いただけますと幸いに存じます。
問い合わせ先 TEL: 03-3814-5672 E -mail:juntencrc@juntendo.ac.jp
添付ファイル 順天堂大学 講習会参加申込書20181012