首都圏ARコンソーシアム

「疾患データベースの統合による新たなエビデンス創出に向けた取組み」

近年、情報技術の発達によって従来では不可能であった規模のデータが解析できるようになり、新たなエビデンスの創出への期待が高まっている。

本邦には各領域の学会などが主導となって構築された疾患データベース（DB）のみならず、病院や研究者単位で構築されたDBなど、数多くの疾患DBが構築されている。

これらのDBを統合することによってより大きな規模のデータを解析可能となるが、既に構築されたDBは評価項目やDB上のコードが異なることがほとんどであり、統合作業は容易ではない。

我々は、臨床研究データの国際的標準規格であるCDISC (Clinical Data Interchange Standards Consortium)標準に着目し、各DBに入力されたデータをメタ情報を介して統合するスキームを開発した。
当日は、統合と解析の実例を交えながら紹介する。

■講師
京都大学 環境安全保健機構 健康管理部門／附属健康科学センター 助教
松崎　慶一先生

主に研究支援者を対象としておりますが、研究者を含めた幅広い方々にご参加いただけますと幸いに存じます。